嫌がる老人/子供への声かけ方法研究①【食べさせる/飲ませる編】

仕事

未経験介護職として老人ホームに勤務しています。
現在、勤務開始から20日程度の時間が経過しました。
うちのホームでは、入居者様の身体に直接タッチするような介護を見習いにはさせない。
なので、現在は部屋の掃除やシーツ交換などの雑務が中心で、その過程で入居者様とコミュニケーションを図ることが、与えられた命題としてあります。良識のある新人教育といったところで大変助かります。


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行動を促す!嫌がる老人/子供への声のかけ方

そんな中、一入居者様の老婦人に水分摂取を促す命令をある日受けました。具体的には、スプーンでコップ内の水分をすくって口に運ぶという作業。
コップ内には200ml程度の水分(お茶だったりカルピスだったり)が入っていて、それを全部飲ませることができたら僕の勝ち。

 

その老婦人(というか、お婆ちゃん)。物静かで可愛いらしく、性格的な問題はないんですが、いかんせん、

カルピス、全然飲みやがらねぇ…。

 

ジッと静かに椅子に座っている。基本的に渋い顔(しかめっ面?)をしている。たまに寝てる。省エネモードで運転している感じ。
一体、何をお考えになっているのだろう???

飲み食い面倒くせー…

みたいな感じかな?萌

 

自主的に一気飲みとかしてくれたら、ニッコリなんですけどね。
スプーンで200mlのカルピスを完飲させるには、大体15回?くらいのスプーンの往復が必要になってきます。結構面倒臭い。

カルピスをスプーンで飲ませるために降臨したマシーンの如く、機械的にスプーンを口につっ込み続ければいいでしょ?

って話しとも言えるんですが、それだと多分キレるんですよね。キレたら逆に作業スピードが落ちますからねぇ。

 

今回は以上のことを前提に、どうすればお婆ちゃんがより積極的にカルピスを飲んでくれるかを考えたい。
因みに、先輩同僚の飲ませ方を観察してみると、サクサクと口元にスプーンを運んでましたね。お婆ちゃんは特段キレることもないが、しぶしぶパクパクと摂取している感じ。(「頑張りましょう」「もう一丁頑張りましょう」とか声掛けしているのかな?)(適当)

まあ、そんな感じでも問題ないと思うんですが、僕がそんな感じで試したところ、イマイチ上手く行かなかったので、より良い声のかけ方がないかなー?なんて思った次第。

「もう一丁!もう一丁!さぁさぁさぁっ!!もう一丁行きましょうっ!!」

とか、やりたくないし。

とりあえず考えます。

プレゼンの手法に活路を見出そうと思った

プレゼンと同じじゃないですか?

極論、水分摂取意欲を刺激して、自らカルピスに手を伸ばすように仕向けられたら良い。
お婆ちゃんの体にも良いし、僕の作業も楽になってwin-winですわ。

 

個人的なプレゼン経験はほぼほぼ皆無なので、インターネットで情報収集。

古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスは『弁論術』の中で、人を説得するのに3つの要素が必要である、と説いているという。
それが以下の3つ。

  • エートス(話し手の好感度や信頼性)
  • パトス(聞き手の感情を誘導すること)
  • ロゴス(論理的に証明すること)

はい。これをベースにいきます。

 

エートスとロゴスを背景に、物語性を添えて感情(パトス)を刺激し、顧客に提示するという感じでしょうか。よく分からんけど。

なので、エートスもロゴスも当然大事。片方だけでは駄目。
カルピスの効能(ロゴス)をつらつら説いたところで、

なんか、コイツいいことばっかり言って、胡散臭いんだよな〜

みたいに思われたら、よろしくない。

また、話し手に強い信頼(エートス)があったとしても、水分(カルピス)を取ることにデメリットしかなかったら、誰も説得されないでしょう。
両輪が大事。


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もっと、端的に考えると

カルピス他の水分を摂取することのメリットを伝えることを前提として、その伝え方が、お婆ちゃんの興味や感情を一定程度掻き立てるものであれば、それでいいと思いますね。そういうフレーズを考えたい。1分程度で終わる話でいい。何て言ったら、より積極的に飲んでくれるか?という話。時間コスト、作業コスト。

※なお、後日、お婆ちゃんに飲まない理由をヒアリングしたら、「喉が渇いてない…」と言ってました。

  • 飲まなきゃ死にますよ
  • 高齢になると渇きを感知しにくいんです。でもね、本当は欲してるんですよ。体はね。不思議ですよね。ふふ。
  • 勿体ないお化けが夢に出てきますよ
  • えー、カルピスは日本初の乳酸菌飲料ということでね、
    ①カルピスが売り出されたのは1919年(大正8年)「七夕」のことでー、
    ②モンゴルの遊牧民が常飲していた、乳を乳酸菌で発酵させた「酸乳」と呼ばれる飲み物がルーツでありー、
    ③カルピスの生みの親は三島海雲(かいうん)という御仁である
    わけなんですねー。
    だから、飲んでください。
  • 初めてカルピスを飲んだ時のことを想いながら、飲んでください。
  • お孫さんも「お婆ちゃん飲んで!」と言ってますよ。多分ね。
  • 乳酸菌には便秘解消の効果がありますね。
  • いつやるの? 今でしょ! by林修
  • 今日できないことは明日もできない byゲーテ?

 

まあ、こんな感じかな。
実際は「死ぬ」とかいう言葉は使いたくないですけどね。高齢者の方々にどのように響くのかを想像すると、なんかアレだし。

 

カルピスが1919年に誕生してるという情報は個人的には新鮮でした。

…!? 
ちょうど、100歳やんけーっ!!

これは説得のネタに使えるな。
やったね。

それはそれとして、記事を書いている途中、催眠術をかけるという手法が頭に浮かんだ。
が、これは倫理的な面で問題になりそうだ。
メリットは多くとも、本人由来の意思が動機となってなければ、告発されそうだ。

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